「効果」だけがある健康食品はない

肝障害以外にも、健康食品やサプリメントには医薬品と同様に、腎障害をはじめとするさまざまな臓器障害のリスクがあることが報告されています。また、アレルギー反応が起こることもあり、じんましんなどの軽い症状にとどまらず、まれに呼吸困難やショックといった重篤な症状に至ることもあるのです。

もちろん、持病のある人では、健康な人なら問題にならない成分が思わぬ害をもたらすことも。たとえば、腎機能が低下した人がカリウムを多く含む青汁を大量に摂取し、重い高カリウム血症を起こして救急搬送された症例が報告されています。他の薬の作用を強めたり弱めたりする「相互作用」による悪影響が生じることもあります。

そもそも、体に何らかの作用を及ぼすことを期待して摂取する以上、「効果はあるが、副作用はまったくない」と考えるのは無理があるでしょう。作用があるものには、望ましくない作用が生じる可能性もあります。これは医薬品だけでなく、健康食品やサプリメントについても同じです。