「生産力過剰」と「需要不足」という中国経済が抱える宿痾の両面

中国! この巨大な隣人が一筋縄ではいかないのはご存じの通り。覇権を目指しつつセコい虚勢と恫喝や開き直りの連続、きらびやかな都市の足元の格差と反日頼みの社会統制、そして経済も、ハイテクやEVの躍進の一方で一触即発とされる不動産バブル。

各種報道や書籍はその明暗どちらかだけを強調したがる。だが、世界覇権の輝く大戦略たる一帯一路は次第にボロがでてきているようだ。一方、恒大集団などの不動産危機でも、中国経済は崩壊していない。さて、どう見ればいいのか?

本書は中国経済について、この双方で折り合いをつけてくれる良書だ。実は明暗どちらも正しい。それどころか、これらはすべて中国経済が抱える、生産力過剰と需要不足という宿痾しゅくあの両面であり、表裏一体なのだという。

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