これを選ばないと7000円も損をする

②ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品と同じ有効成分を持ちながら、価格を安く抑えた薬です。薬の特許が切れたあとに製造・販売されるため、開発コストがかからず、その分価格が抑えられています。

ジェネリック薬に切り替えるだけで、医療費の自己負担額を減らすことができます。かかりつけの薬局や医師に相談すれば、切り替え可能かどうか確認してくれるでしょう。

ジェネリックに切り替えるとどのくらい節約できるか、具体的に見てみましょう。

高齢者に多い脂質異常症(コレステロールが基準値から外れる状態)の薬の場合(1日1錠を1年間服用するケース、3割負担)、先発医薬品の年間自己負担額が1万5768円であるのに対し、ジェネリックに切り替えると7774.5円〜8365.8円程度に抑えられ、差額は年間で7402.2~7993.5円にもなります。

【図表4】ジェネリック医薬品に切り替えた場合の費用
※上記は令和7年(2025年)4月現在での比較例(出典=政府広報オンライン

通院・診察の費用を抑える

③リフィル処方箋

リフィル処方箋とは、症状が安定している患者さんが、1回の診察で最大3回まで薬を受け取れる制度です。2022年に導入されました。

リフィル処方箋に切り替えることで、通院にかかる診察代や交通費を減らすことができます。ただし、対象の薬や症状には条件があるため、まずは主治医に相談してみるとよいでしょう。

④セルフメディケーション税制

セルフメディケーション税制は、対象となる市販薬(スイッチOTC医薬品)を1年間に一定額以上買った場合に、確定申告で所得控除を受けられる制度です。

健康診断や予防接種など、健康維持のための取り組みをしていることが条件になります。

年間の対象医薬品の購入額が1万2000円を超えた部分(上限8万8000円)が控除の対象となります。市販薬購入時のレシートを保存しておく必要があります。

通常の医療費控除(年間10万円超が対象)とはどちらか一方を選択することになっており、有利な方を選ぶことになります。(※総所得金額等が200万円未満の人は「総所得金額等の5%超」が基準)

ちなみに対象の薬かどうか見分けるには、商品の箱に記載されたセルフメディケーション税制対象を示すロゴマークで確認できます。また、購入時のレシートに対象マークが記されているかといったことでも確認ができます。

【図表5】セルフメディケーション税制のイメージ
出典=厚生労働省