採用面接で何を重視するかは企業によって異なる。自動車販売店などをチェーン展開する「カーベル」の伊藤一正代表取締役は「当社では2次面接が最終面接で、私が必ず採用か不採用かを最終ジャッジしている。その際には3つの基準を設けている」という――。

※本稿は、伊藤一正『悩んだら、「好きか大好きか」で動け! 創業以来20期連続黒字、年商92億円社長が経営の“決め技”を公開』(ワニ・プラス)の一部を再編集したものです。

スーツを着て面接をする複数の新卒ビジネスマン
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アイドルを知らない人は流行に疎い

ビジネス界に名を残す有名な社長も、星の数ほどあるビジネス本の著者も、「会社は人で決まる」と必ず書いています。

であれば、会社の「人材育成」は会社で一番力がある人がやるべきなのではないか。つまり、社長がやったほうが絶対に組織にとって最良だと思うので、私は採用と育成を先頭に立ってずっとやりつづけています。

カーベルの採用には3つの基準があります。

1つ目は、「アイドルを誰も知らない人」は採らないということ。ピンク・レディー、松田聖子、おニャン子クラブ、モーニング娘。、AKB48、坂道シリーズ、カワイイラボ……。アイドルの歴史は流行の歴史。アイドルの歴史は経済の歴史。これが私の見解です。

「今、何が流行っているのか」「人の関心を集めているものは何か」「経済を動かしている人は誰か」ということに関心がなく、新しいものにアンテナを張っていない人は、変化を好み、変化することを強みにしてきた、当社の社風には絶対についてこられないからです。

自己管理できているかは一目でわかる

2つ目、「理由なきデブ」は採りません。

ラグビーや柔道、相撲をやっていたという「アスリート」としてのヘビー級ならもちろん大歓迎です。しかし、スポーツをやっていたわけでもないのに、理由もなくただ太っている人は、「自己管理ができていない」と判断せざるを得ない。

自己管理できない人が、会社のお金や時間や情報を管理できるわけがない、というシンプルな考えです。

“ぽっちゃりOK、デブNG”。これが当社の基準です。