北朝鮮兵と手を組むことに

アフマットに入隊して2カ月弱、2024年6月19日のことだ。ロシアに大きなニュースが入ってきた。プーチン大統領が北朝鮮に電撃訪問。金正恩総書記と首脳会談を行ったという。ロシアのトップが北朝鮮を訪問するのは実に24年ぶりで、「包括的戦略パートナーシップ条約」を結んだと言われている。

訪朝から数日後、軍の内部ではさまざまな情報が駆け巡った。要約すると以下の内容だった。

「最大25万人の兵士をロシアに派遣すると、北朝鮮から約束を取り付けた。北朝鮮兵は北部軍管区に派兵する。北朝鮮の軍事工場がロシアの防衛産業のために稼働する。対してロシアは音速ミサイルの技術供与と、北朝鮮が他国と不測の事態に陥った場合はロシアが核の傘で北朝鮮を守ることを約束した」