米国「今回は日本の圧勝」

アメリカ側の参加スタッフの見解によれば、中国が主張する「新型軍国主義」という言葉に共感した国は、見渡す限りどこにもいなかったという。日本に対する共感こそ広がったものの、中国側を支持するような声は一切聞こえてこなかったのである。

アメリカ側は、「今回は日本の圧勝ではないか。今後も日本はこのようにきちんと情報発信をしていくべきである。国際会議の場での情報発信こそが、中国の『認知戦』に対応する戦略として最も正しい」と、手放しで絶賛している状況であった。

すなわち、アメリカ側の見解によれば「今回は日本の圧勝であり、中国側は戦略的な失敗を犯した」というのが、第三国から見た客観的な評価であった。もちろん、日米同盟という関係上、日本側に寄り添い、軸足を置いたコメントであることを差し引いたとしても、今回日本が取った行動は大きな評価と称賛に値するだろう。

そして最後に、小泉進次郎防衛大臣は記者団に対して、次のように述べている。

「せっかくのこうした場であるからこそ、董軍とう・ぐん国防相ときちんとした対話を行いたかった。ぜひ出席していただきたかった」

このコメントは中国側にも伝わっており、中国の一部メディアでも報じられているという。

董軍国防相にぜひ参加してもらいたかったという、大人の余裕を見せた対応。この最後の一言こそが、結果として中国に対する強烈な意趣返しになったのではないだろうか。

(初公開日:2026年6月4日)

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