高市早苗という人間の本性
「周辺有事発言」で中国関係に亀裂を生じさせ、未だに中国首脳と話し合いもできず、アメリカのトランプ大統領にべったりで、防衛費のGDP比2%への前倒し、憲法九条を“改悪”して自衛隊を軍隊にして、戦争のできる国へ変容させようとしている高市首相が、式典で天皇のお言葉を封殺したのは、「歴史から学び平和を守る」という言葉を聞きたくなかったからではないのか。
今の上皇・上皇后の時代から、戦争中に多くの日本人が亡くなった沖縄や広島、長崎、サイパンなどを巡る慰霊の旅は、現天皇・皇后にも受け継がれ、最近は愛子さんも同行している。
そこでは必ず、二度と悲惨な戦争は起こさず、平和を守り続けるという談話を出される。
だが、高市首相は、それが気に入らないのではないかと想像する。
しんぶん赤旗日曜版(6月14日付)の「金平茂紀のメディア日誌」にはこう書いてある。
「今から26年も前、高市早苗衆議院議員(当時)は、憲法調査会で憲法前文の以下の有名な一節に嚙みついた。〈日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した〉。彼女はこう言い放った。『このおめでたい一文を改憲の機会があれば真っ先に変えようと思っています』。おめでたいのはどちらか」
天皇制そのものが崩壊へと進む
週刊文春(7月16日号)に安倍晋三元首相と高市首相とのこんなエピソードが載っている。
「安倍氏が高市首相の政治姿勢を厳しく叱ったこともあったという。安倍氏が十五年に発表した七十年談話。『侵略』『お詫び』などの言葉を盛り込み、歴代内閣が示した立場を継承した。
『安倍氏は保守層の反発を十分に想定した上で、専門家や側近の意見を幅広く聞き、談話の発表に踏み切った。すると、高市氏が乗り込んできて「なんでこんなもの(言葉)を入れたんですか!」などと食ってかかったのです』(安倍氏側近)
しかし、安倍氏はピシャリと叱りつけたという。
『君は政治の現実を何も分かってない!』」
さらに、先の佐伯氏もこういっている。
「高市総理も若手議員のころ、日本の戦争責任に関して、『私は戦争の当事者ではないのだから、反省などしていない』と言っていました」(=『月刊日本』7月号)
自分が安倍政権時代を超える圧倒的な数を持つ自民党のトップになり、これまで退けられてきた自分の“怨念”を晴らそうと、戦争と平和にこだわり続ける天皇皇后の長女・愛子さんの天皇即位の芽を潰し、戦争のできる国に変容させるために、憲法九条改正を、一気に数の力で押し切ろうとしているのではないのか。
もし、旧皇族の男性が「天皇の親になれるのなら」という“野心”をもって皇室に入り、下心をもった女性と結婚して男の子をもうけ、その子が天皇になるとしたら、国民はそっぽを向き、天皇制そのものが崩壊への道を辿るのは間違いない。


