トレインビューの部屋で「電車でGO!」
1つ目は大阪駅直結の「ホテルグランヴィア大阪」。1日1室限定の鉄道コンセプトルームを展開している。
リアル度 ★★★☆☆
文化度 ★★★☆☆
エンタメ度 ★★★★★
料金:3万4千円~9万4千円(1室2名・3名・4名利用時)
これまでのべ168組が宿泊(2026年5月までの実績)。もともとの強みである客室のトレインビューをベースに、路線図、車両断面図などのアートや、車両クッションが部屋を飾る。
これらは鉄道デザイナー・大森正樹氏が監修したもの。大森氏といえば、JR西日本で車両の設計やデザインに携わっていた人物。さすがJR西グループ、自社の強みを存分に生かしている。
さらに目を引くのは、大画面で遊べる鉄道運転シミュレーションゲーム『電車でGO!』。雰囲気抜群の部屋で遊べば、より濃いめの“鉄分”を摂取することができる。ちなみに他ホテルでは本物のシミュレータを設置する部屋が増えているが、ここはお部屋の都合でゲームになったとのことだ。
大人も子供も一緒に楽しめる仕掛け
筆者が「これは!」と目を光らせたのは、過去1年分の時刻表である。鉄道ファンには、時刻表を読んで愛でる人種がいるが、トレインビューやゲームに飽きたら、思いっきり読みふけるのもいい。筆者のおすすめは、ダイヤ改正の月である3月と、その前の号とを読み比べる楽しみ方だ。
この部屋のターゲットは、ファミリーなどのライト層で、宿泊客のうち8~9割が子連れだという。ホテルグランヴィア大阪のマーケティング部マネージャー・藤川春菜さんによれば「当ホテルは『小学生までは添い寝無料』など、お子様向けのサービスをご用意しておりますが、ファミリー層をより獲得していきたいという中で、鉄道という特典をつけた部屋をつくりました。おかげさまで子供たちに好評。大人の鉄道ファンが泊まるという例もありますよ」
ちなみに、同ホテルには交通系ICカードICOCAのキャラクター「イコちゃん」に特化した部屋もある。こちらもかわいい! キャラクターのファンもしっかりキャッチする、間口の広さは随一だ。



