管理職・リーダーはこれをチェック
・高い成果を出すチームほど、ミスを隠さず「報告できる」。エラーの少なさより、エラーを話し合える文化のほうが、長い目で見て強いチームをつくります(Aranzamendezら,2014)(*11)。
・話を聞き、参加を促し、自分の弱さも見せられるリーダーのもとで、心理的安全性は育ちます。これは燃え尽きの減少や働きがいの向上ともつながっています(Mazzocatoら,2025)(*12)。
・ただし「もっと意見を言え!」と号令をかけるだけでは逆効果になることも。言葉より、安心して話せる“場”を実際につくることが大切です(Cunhaら,2018)(*13)。
・リーダー自身の自己効力感と、メンバー一人ひとりが力を発揮できる環境づくりが、成果を生むチームの土台になります(Miller,2022)(*14)/(Miaoら,2018)(*15)。
・部下が失敗したときこそ、責めるより「立て直し方」を一緒に考える。ソマリセット法は、面談やミーティング前のリーダー自身の整えにも使えます。
※参考文献
(*1)Sorkkila, M. ら(2019).学生アスリートのレジリエンスと燃え尽き・ドロップアウトに関する縦断研究.Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports.
(*2)Akoğlu, H. E. ら(2024).メンタルタフネスがレジリエンスとウェルビーイングに与える影響.Journal of Community & Applied Social Psychology.
(*3)Schwebel, F. J., Smith, R. E., & Smoll, F. L. (2016). スポーツにおける親の成功基準の認識と、アスリートの自尊心、パフォーマンス不安、達成目標志向との関係:親とコーチの影響の比較. Child Development Research, 2016.
(*4)Levi, M. ら(2022).腹式呼吸による子どもの不安・自律神経バランスへの効果. International Journal of Paediatric Dentistry.
(*5)Li, Z. ら(2024).スローペース呼吸が自律神経(心臓指標)に与える時間的影響.Psychophysiology.
(*6)Vierra, J. ら(2022).4-7-8呼吸法が心拍変動・血圧に与える効果.Physiological Reports.
(*7)Little, A. L.(2025).呼吸ワークとストレス・レジリエンスに関するナラティブ・レビュー. Stress and Health.
(*8)Zagórska, A. & Guszkowska, M.(2013).アスリートの自己効力感を高めるプログラム.Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports.
(*9)Shipherd, A. M.(2019).新規課題における自己効力感とその情報源の探索.Journal of Applied Social Psychology.
(*10)Birrer, D. & Morgan, G.(2010).高強度スポーツにおける心理スキルトレーニング(覚醒調整・IZOFを含む).Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports.
(*11)Aranzamendez, G. ら(2014).心理的安全性の先行要因 質改善への一歩.Nursing Forum.
(*12)Mazzocato, P. ら(2025).看護チームにおける心理的安全性風土の介入 質的評価.Journal of Advanced Nursing.
(*13)Cunha, M. P. ら(2018).「意見を言え」という管理文化の逆説的効果.British Journal of Management.
(*14)Miller, K.(2022).ポジティブ心理学がリーダーに与える示唆(自己効力感・心理的安全性).Leader to Leader.
(*15)Miao, Q. ら(2018).経営トップチームの成果と心理的安全性の媒介効果.Journal of Small Business Management.

