がんを予防してくれる緑色の食べ物
野菜のなかでもブロッコリー・芽キャベツ・キャベツといったアブラナ科の野菜には、がんを予防する作用のあることが知られています。これは、アブラナ科の野菜に含まれる「スルフォラファングルコシノレート」という成分が、体内で解毒酵素を活性化する「スルフォラファン」に変換されることで、発がん物質を無毒化し、がん抑制作用を発揮するためです。
解毒酵素にはいろいろな種類があり、日本の食品メーカー(カゴメ)とアメリカのジョン・ホプキンス大学との共同研究によって、ブロッコリースプラウト(発芽したばかりの新芽)のスルフォラファンにはアセトアルデヒドの代謝を促進する作用のあることが認められています。
したがって、ブロッコリー・芽キャベツ・キャベツといったアブラナ科の野菜には、アルデヒドの解毒酵素を活性化することでアルデヒドを抑制し糖化ストレスを防ぐ効果のあることも大いに期待できます。スルフォラファンには、ほかにも強い抗酸化作用や免疫活性効果などがあり、老化防止や美肌に対する効果を発揮します。
体を内側から若返らせる毎日の食事の目安量
また、先ほどブロッコリーには発酵性食物繊維が多く含まれているといいましたが、芽キャベツとキャベツには不溶性食物繊維が多く、発酵食品と一緒にとることで、発酵性食物繊維と似たような働きをします。このように、アンチエイジングに野菜類の摂取は不可欠です。ところが、厚生労働省の発表によると、野菜不足は年々加速しており、どの年齢層でも目標に達していません。
不足するとがんだけでなく、糖尿病関連疾患による死亡率が増えることがわかっています。野菜の摂取量をいまより増やすには、サラダなど生で食べるだけでなく、火を通してカサを減らすなど調理法の工夫も大事。お浸しや煮物、八宝菜など、献立の幅が広がるきっかけにもなるでしょう。
発酵食品のぬか漬けも腸内環境を整えてくれるのでおすすめです。1日280〜320gを目安に、いろいろな野菜を食べるよう心がけてください。トマトなら中2個、きゅうりなら3本、キャベツなら8分の1玉ほど。スーパーで買う1袋分のほうれん草くらいをイメージするとちょうどいいです。



