わが国がAIの代わりに失うもの

少なくとも、患者さんへの確実な通知、実効的な拒否権、不同意者を確実に除外する仕組みといった歯止めは、ガイドラインまかせではなく、法律本文にしっかりと書き込むことが必須です。

さもなくば、「AI開発・医療ビッグデータの基盤」などよりもっと大切なもの、診察室で患者さんが医師に心を開くための「信頼の基盤」が失われてしまうことになるのです。

拙速な採決に突き進むのではなく、ここは一歩たちどまって法案の全面的な見直しをすることこそが、将来のわが国の医療の質向上に資すると言えるのです。

曇天の国会議事堂
写真=iStock.com/kanzilyou
※写真はイメージです
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