「ブロードシャツ=ワイシャツ」ではない
たとえばコットン100%のシャツでも、織り方によって質感は変わります。ユニクロの商品名にもある、ややごわつきある「オックスフォード」や、滑らかな「ブロード」が有名です。ただし、ここに誤解があります。
ブロード地は微光沢があり、ワイシャツによく使われる定番の素材です。そのため、「ブロード地を選べば間違いない」と勘違いしている人もいるかもしれません。ところがユニクロの店舗に並ぶ「ブロードシャツ」という商品は、カジュアル用途のものも混在しています。つまり、「ブロードシャツ=ワイシャツ」ではないのです。
ユニクロの公式オンラインショップではきれいにカテゴリー分けされているため、間違う心配はありませんが、店舗では違いを見分ける知識が求められます。ビジネスとカジュアルの違いを決定づけるポイントは、「前立て(ボタンホールのある帯状のパーツ)」の構造です。
ユニクロに並ぶカジュアル用ブロードシャツは、あえて前立ての端が波打つように縫製されています。これはパリッと着るためではなく、裾を出して着たときに「こなれて見える」ためのカジュアル仕様のデザインです。逆に言えば、これをスラックスにタックイン(裾入れ)すると、前立ての歪みが悪目立ちし、「アイロンがけをサボっただらしない姿」に誤認されるリスクが生じます。
ユニクロで買える「ビジネスに最適なシャツ」
以上のように、ビジネススラックスに合わせるべきはカジュアル仕様のシャツではなく、明確にドレスシャツとして設計されたものです。
理屈はシンプルですが店頭で実際に見分けるのは難しいため、今回はドレスシャツとして設計された3着をピックアップしました。これらは前立ての端が波打つこともなく、どれも秀逸です。
①スーパーノンアイロンスリムシャツ:3990円(税込)
ノンアイロンでありながら、パリッとしたハリ感のある王道のワイシャツです。「裏前立て」と呼ばれる襟裏がひとつながりになっているため強度があり、首元の歪みを心配する必要もありません。
シャツ生地にハリ感があるため胸の突起も目立ちづらく、上半身に厚みがある方(骨格診断でいうストレートタイプの方)におすすめです。ウールライクなスラックスに合わせるだけで、清潔感が担保されたクールビズが完成します。


