「男の子と一緒に着替えるのが恥ずかしくて」
彼女はこう言った。
「祖母は熱海の糸川沿いで娼妓がいる宿をやっていたんです。ですから、子どもの頃から男女のことは見慣れていました。でも、女の裸にはまったく関心はなくて、男ばっかり見てたわ。姉がくれたレースのパンティを穿いて、おねえ言葉でしゃべっていたの。母は何も言わなかった。『あなたの好きにしなさい』と自由に育てられました。
小学校に通うようになってから困ったのが体育の時間でした。教室で男の子と一緒に着替えをするのが恥ずかしくて……。女の子たちからはラブレターをもらったの。男の子からはすれ違いざまにケツを撫でられたりしたわね。初体験は高校2年生の時でした。同級生の男の子に抱き寄せられて……。でも、東京へ転居することになって、初恋の彼とは別れました」
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