生命の源になる日本人の主食“米”
和食の主食である米は、最近、糖尿病の要因として悪者扱いされることがあります。糖質制限がもてはやされているのはいかがなものかと思っているのですが、そもそも“米”が悪いわけではありません。
米には、もみ米からもみ殻だけを取り去った玄米、玄米からぬかを取り除いて胚芽を残した胚芽米、胚芽米から胚芽を取り除いた白米があります。現代の日本で主に食べているのは白米です。
「生き米」と呼ばれる玄米に対して、白米は「死に米」と呼ばれています。胚芽には生命維持に必須なビタミンやミネラル、食物繊維などの有用な成分が含まれています。
白米はそれらの有用な成分をごっそり取り除いてしまった、いわば空っぽの食べ物です。できれば、生きたパワーを持つ玄米を食べるようにしましょう。
ただ、玄米は独特のくせがあったり、食物繊維が多いため消化・吸収しにくかったりします。白米のおいしさをあきらめられないという人もいらっしゃるでしょう。
白米を食べるのであれば、黒ごま塩(黒ごま8に粗塩2の分量を炒めたもの)をふりかけましょう。温め効果がありますし、栄養もアップします。
“気”を高め生きるパワーが高まる野菜
ニンニク、ネギ、玉ネギ、ニラは同じアリウム属の野菜です。いずれも刺激的な香りが特徴で、“気”を高めたり、めぐりをよくしたりする働きがあります。これらを摂ると生きるパワーが高まります。
ニンニクは「精がつく野菜」の代表です。古代ギリシャ・ローマ時代から「農民の万能薬」として親しまれてきました。当時の兵士は武運と健康を祈って、出陣前にニンニクを食べたそうです。
過酷な労働に従事した、古代の奴隷を支えたのもニンニクです。エジプトのピラミッドや中国の万里の長城も、ニンニクがなければもっと小規模なものになっていたかもしれません。
ニンニクに含まれるアリシンは、体内でビタミンB1と結びつくとアリチアミンに変化して、体内で有効に使われるようになります。アリチアミンはスタミナ増強、疲労回復効果が高いことがわかっています。
アリシンには血液をサラサラにして血流をよくする働きがあり、ニンニクを食べるとポカポカと体が温まります。
ネギは“気”を高める作用が強いため「根葱は気の義なり。根を賞するに根葱と言う」と古書で紹介されています。

