「習慣的に栄養ドリンクを飲む」は絶対NG

栄養ドリンクに含まれている高濃度のカフェインが、過度な活発性や依存症を引き起こすとして、海外では問題視されるようになってきています。

近年、アメリカでは栄養ドリンクの過剰摂取が問題となっており、2013年には、米国食品医薬品局が栄養ドリンクの安全性を調査したところ、この10年で、栄養ドリンクとの関連性を否定できない死亡事件が13件もあったとのことです。

2014年、ヨーロッパのリトアニアでは、18歳未満に対するエナジードリンクや栄養ドリンクの販売を禁止するという法律が施行されました。

エナジードリンクを飲むプロゲーマー
写真=iStock.com/Arsenii Palivoda
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栄養ドリンクはあくまで、疲れを一時的にごまかすもの。

どうしても徹夜をしなければならないときなど、一時的ながんばりどきに使うことは否定しません。ですが、必ず翌日にそのぶんの“ツケ”がくるので、栄養ドリンクを飲んでがんばった次の日は、しっかり休むようにすべきです。

栄養ドリンクは、長期にわたって飲用するものではありません。

習慣的に栄養ドリンクを飲む、1日に何本も飲む、持続的、継続的に飲むというのは絶対に避けたほうがいいでしょう。

コーヒーを1日に3~4杯飲む人は長生き

かつては「コーヒーをあまり飲みすぎるな」といわれていました。

たしかにカフェインは摂りすぎるとよくありません。

コーヒー1杯に含まれているカフェインの量は25~50mg程度です。濃いものであれば、60mgくらい入っているようです。

1日のカフェインの摂取量の限界値は明確ではありませんが、200mgは超えないほうがいいでしょう。

カフェインレスのコーヒーであれば、上限はあまり設定しなくてもいいでしょう。

ちなみに、先ほど触れた栄養ドリンクには、1本で120mgものカフェインが含まれている商品があるほどですから、やはり過剰摂取になりやすいということがわかります。

以前は1日3杯以内ともいわれていたコーヒーですが、「1日に3~4杯のコーヒーを飲んでいる人は、ほとんど飲まない人に比べて、心筋梗塞などの心臓病死の危険性が少ない」というデータがあります。

一方で、過去には、「コーヒーを飲んでいる人には胃ガンが多い、肺ガンが多い」ともいわれていました。しかしこれには裏があり、昔は、コーヒーをよく飲んでいる人にはたばこも吸っている人が多かったので、コーヒーがそうしたガンの直接の原因になっているのかどうかの信憑性は疑わしいのです。

しかし、今は統計学の進歩とともに、データがより正確になっています。そして最新のデータで見ると、コーヒーを1日に3~4杯飲んでいる人が長生きしていることが明らかになってきているのです。

ただし、それはあくまでもコーヒーに含まれる「クロロゲン酸」といわれる抗酸化物質の効果であって、カフェインの働きではありません。「カフェインをたくさん摂るのがいいんだ」とはいかないことを覚えておきましょう。