国際送金に不可欠な仕組み

【アワタニ】……いろいろ突っ込みたいんですけど、まずスイフトってなんですか。

松田康生『お金の世界を可視化する 教養としてのビットコイン』(サンマーク出版)
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【松田さん】銀行どうしでお金のやり取りを伝えるメッセージです。インターネットがない1970年代から使われているシステムで、基本的に電話回線(専用回線)を使っていたんですよ。いまは光ケーブルになったみたいですが。

【アワタニ】つまり専用回線で、こちらのAさんがそちらのBさんにいくら送金するという情報を送ると。

【松田さん】はい。で、コルレスは銀行間の国際送金の決済システムで、世界中の銀行が各国の大手銀行にお金を預けて、その大手銀行内の口座振替で決済します。

【アワタニ】それって、たとえば三井住友銀行が米国のシティバンクの口座にお金を預けるとかってことですかね。

為替ディーラーの仕事とは

【松田さん】そうです。日本から米国に送金する場合、日本の銀行は米国の大手銀行に口座を開きドルを預けておく、と。これをコルレス銀行と呼びます。そして送金先が同じコルレス銀行に口座を持っていればいいですが、そうでない場合、コルレス銀行間の決済はニューヨーク連邦準備銀行を通じて行います。

【アワタニ】口座がマッチングする銀行まで遡るんですよね! SWIFTでメールしてコルレスでお金をマッチングさせると。

【松田さん】マッチング……。まぁいいでしょう。こういう昔からのシステムを使って、いろんな銀行を経由するから、時間がかかって手数料も高くなります。ちなみに銀行の為替ディーラーの仕事は本来、このコルレス銀行にある口座残高を管理することなんですよ。売り買いして金儲けするのは、あくまでついでです。

【アワタニ】為替ディーラーの仕事って、意外と保守的……。

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