20世紀以降、エネルギーは「支配の道具」へ

1.エネルギーが強力な「外交カード」ではなくなる

人類の歴史において、エネルギーは単なる資源ではありませんでした。

石炭、石油、天然ガス、そしてウランなどのエネルギーは、政治や経済、軍事と強く結びつき、国を動かす力そのものだったのです。

特に20世紀以降、エネルギーを多く産出できる国は、世界で大きな影響力を持つようになりました。石油や天然ガスを持つ国は強く、持たない国は依存せざるを得ない。エネルギーは「必要なもの」であると同時に、「支配の道具」でもありました。