果糖自体にAGEを発生させる強い作用

野菜不足を補うために、市販の野菜や果物のジュースを毎日のように飲んでいる人もいるのではないでしょうか。

ジュースの原料が野菜だけであれば特に問題はありません。ビタミンやミネラルを摂ることができるのでおすすめの飲料と言えます。しかし、果汁や甘味料が加えられている場合は要注意です。老化を招く飲み物になるからです。

果物の甘み成分である果糖は、血糖値を直接上げないので食べても問題ないと言われています。実は、これは誤解です。

糖質には、「果糖」や「ブドウ糖」「ショ糖」などの種類があります。ブドウ糖やショ糖は血糖値を上げますが、果糖は血糖値を上げません。果糖は血糖値を上げないので果物は問題ないと思われているのです。

しかし、果物のなかには果糖以外の甘み成分がメインのものも少なくありません。

例えば、バナナやパイナップル、オレンジなどはブドウ糖やショ糖が甘みの元になっているため、血糖値を上げてしまいます。

パイナップルとバナナのジュース
写真=iStock.com/nevarpp
※写真はイメージです

一方で、りんごやなしの甘み成分は果糖が多くなっているため、血糖値は上げにくくなっています。それなら、りんごやなしのジュースが問題ないかと言えばそうでもありません。

実は、果糖自体にAGEを発生させる作用が強く、ブドウ糖よりも数段高いことがわかっているのです。また、果糖は、腸で吸収された後、直接肝臓に送られますが、その量が多いと脂肪肝を招きます。

果糖が血糖値を上げないからと言っても大丈夫とは言えないのです。

ちなみに、炭水化物(糖質)を消化するときにブドウ糖がつくられるので、ごはん、パン、いもなどは血糖値が上がるのです。