投資を始めるには、何から手をつければいいのか。金融教育活動家の横川楓さんは「複利やインデックスといった仕組みを暗記する必要はない。スマホの仕組みを知らなくてもアプリが使えるのと同じで、理屈を完璧に理解していなくても投資は始められる」という――。

※本稿は、横川楓『散財さんのお金の増やし方』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

お金と投資の疑問コンセプト
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「現金で100万円持つ」のが最大のリスク

投資は「お金を増やす」という観点はもちろん、「お金を守る」意味でも重要になります。資産を守るためには、一つの手段で持っているよりも、多様な手段で持っているほうが安全です。

「現金で100万円持っている」。

一見、これが一番安全なようですが、実はそうではないのです。

デフレ時代には、物価が下がっていきました。たとえば、昔は100円で買えていたものが90円で買えるようになるということですから、デフレ下では相対的にお金の価値は上がります。

ですが、今のインフレ時代はその逆です。かつて100円で買えていたものが110円出さないと買えなくなっているわけですから、お金の価値は下がっています。

100万円を現金で持っていれば、確かに100万円から額面が減ることはありません。ですが、これからの時代には、今持っている100万円の価値が低くなってしまう可能性が高いのです。

ですから、お金を守るためには、お金を増やさなくちゃいけません。でも、昇給、転職、副業といったものは、自分で能動的に働いて自分自身の時間を使うことになり、なかなかやろうと思ってできるものではない側面もあります。

ただ、投資であれば、「やろう」と思えばその日から始めることができます。

そんな投資の大原則について、まずはお伝えしましょう。

「投資は余裕資金で行う」。

これが鉄則です。