貯金を長続きさせる方法は何か。金融教育活動家の横川楓さんは「『貯金=我慢』と考えるとツラいが、これを『ゲーム』だと捉えてみると、景色がガラッと変わる。毎日の生活の中に貯金トリガーを仕かけておいて、条件をクリアしたらチャリンと貯金するといい」という――。

※本稿は、横川楓『散財さんのお金の増やし方』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

豚の貯金箱を持って笑顔の女性
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この「貯金チャンス」に気づくと面白い

貯金にも、毎月給料日になったらまずは定額を貯金に回し、残りのお金でやりくりする「先取り貯金派」と、給料を生活費などで使ったあと、残ったお金を貯金する「後取り貯金派」があります。

マネー本では「先取り貯金をしましょう!」と書かれていることが多いと思います。

これは間違いではありません。人は「お金を残そう。残った額を貯金しよう」としてもなかなか残せないけれど、先にお金を取ってしまえば、なんとか残ったお金でやりくりしようとして、しかもできちゃうんですよね。

しかし、月によって使う金額に大きな変動があるような私たちの場合は、「後取り貯金」を取り入れるべきだと思います。

どうしても欲しいグッズが出た、どうしても行きたいイベントがあるといった月では、普段より使いすぎるので、先取り貯金をしてしまうと足りなくなることがあるからです。

今お金を使いたい、でも先取り貯金をしてしまったがゆえに使えるお金はもうない……。そうなってくると、やりたいことや買いたいものをあきらめるか、せっかく貯めた貯金を取り崩してしまうかの究極の二択を迫られます。

ただ一度あきらめると、「あのとき買っておけば……」と後悔するかもしれませんし、でも貯金を取り崩してしまうと、また次に足りなくなったときにも、「まぁもともと自分が貯金していたものだし、少しくらいは……」なんて甘い考えのもと、再度取り崩してしまいがちです。