「先取り1万円+後取り貯金」が最強
そこで私がお勧めしたいのは、「先取り貯金」と「後取り貯金」のミックスです。
このとき重要なのは、「先取り貯金の金額のハードルをあまり上げない」ことです。それほど給料がない場合、先取り貯金は、最初は5000円や1万円といった金額でもいいと思います。50万円以上給料をもらっている人が5万円貯金するのと、給料が20万円の人が5万円貯金するのはわけが違いますよね。
みなさんとお話ししていると、手取りが少ないのに先取り貯金をがんばりすぎている人は、貯金を取り崩しているか、無理な節約をしすぎているかのどちらかになりがちです。
手取り20万円で「よし! 自分は年間50万円貯めたいから、毎月4万円は貯金しなくちゃ! 先取り貯金だ!」と考えると、残りは16万円。そこに家賃や光熱費、通信費を入れると、ちょっと大変ですよね。
そうなると、結局先取り貯金をやめるか、極端な節約に走るかしかなくなります。自分が楽しめる程度の節約であればいいのですが、食費を極端に減らす、冷暖房をつけないなんかは体調にもかかわってきますし、「本当は行きたいのにどこにも行かないし誰とも遊ばない」というのは、本来そこでお金を使えば得られた貴重な体験を得られなかったことを意味します。
まずは先取り貯金を少し安めに設定しておいて、残った分を貯金するほうが、「人生を楽しみつつ、貯金を崩さない」ことが習慣づけられると思います。
「貯金ゲーム」で楽しんで貯めよう
「貯金=我慢」と考えるとツラいですが、これを「ゲーム」だと捉えてみると、景色がガラッと変わります。
毎日の生活の中に「貯金トリガー(きっかけ)」を仕かけておいて、条件をクリアしたらチャリンと貯金する。そんな遊び心を取り入れてみましょう。
具体的には次のような貯金のやり方がお勧めです。
◯「~したつもり」貯金
旅行に行く「つもり」だったけど行かなかった、飲み会に行く「つもり」だったけど行かなかった……。そんなときに、本来行っていたら使っていたであろう金額を貯金する方法です。
コンサートや舞台の抽選に応募したものの、当たらなかったときにも適用されます。最近のコンサートや舞台は、チケットが1枚1万円くらいすることも珍しくないので、思ったより貯まるかもしれません。
「本当は友達と海外旅行するつもりで50万円貯めていたけれど、海外に行けなくなって国内旅行で10万円だけ使った」なんてときには、かなり貯まりますね!

