高市首相が直面する「踏み絵」
アメリカやイスラエルが強硬姿勢を強めるほど、イランはホルムズ海峡での緊張を高め、世界経済を混乱へと引きずり込む。各国は国際法の正当性に疑義のある戦争に巻き込まれることを避け、アメリカとの距離を広げていく。これがイランの戦略だ。
革命防衛隊は米艦隊やその同盟国について「いかなる動きも我々のミサイルとドローンで阻止される」と明確に警告している。日本がいくら護衛のために自衛隊を派遣すると説明したところで、イラン側が日本の艦艇を前にしてその言葉を額面通りに受け止めるわけもない。
自衛隊派遣はイランへの抑止効果よりも、日本が「攻撃対象」になるリスクのほうが大きい。そうなれば、ホルムズ海峡を通過する日本の船舶も当然標的になるだろう。
3月19日にワシントンでトランプ大統領との日米首脳会談を予定している高市首相は、アメリカに自衛隊の派遣を要請されたらどう答えるのか。日本は大きな決断を迫られている。


