権力が弱い最高指導者の「後ろ盾」
初代最高指導者ホメイニー師には、高位のシーア派法学者モンタゼリーという有力な後継候補がいた。しかし、モンタゼリーは死去直前のホメイニー師を批判したことで失脚。その結果、本命不在のなかで政治的な均衡の産物として浮上したのがハーメネイ師だった。
1989年に最高指導者に就任した当初、ハーメネイ師の権力基盤は微弱だった。そこでハーメネイ師は、革命防衛隊に目をつけた。
イランの現体制は、欧米との癒着で腐敗した王制を打倒してシーア派法学者による統治体制を国内外に広げることを建国理念に掲げている。革命防衛隊はその実行部隊として、イラク、レバノン、シリア、さらにガザのハマス支援に関与してきた。
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