イランが核兵器を作っていると断言する理由

【渡瀬】トランプ政権のイランに対する政策をどう評価しますか?

フレッド・フライツ、スティーブ・イエーツ、渡瀬裕哉『トランプ・高市同盟で日米は繁栄する』(PHP新書)
フレッド・フライツ、スティーブ・イエーツ、渡瀬裕哉『トランプ・高市同盟で日米は繁栄する』(PHP新書)

【フライツ】トランプ大統領は、イランが核兵器を保有することは決して許さないと明確に表明し、イランに核兵器プログラムの終了を交渉するための60日間の猶予を与えました。これには核兵器プログラムの一部である濃縮プログラムも含まれます。イランが交渉を遅らせ、誠意ある交渉を拒んだため、トランプはイランを攻撃しました。

ウラン235を60%まで濃縮する国が、核兵器製造を計画していないはずがありません。イランが「これは平和利用を目的とする原子炉だ」と主張するのはナンセンスです。多くのグローバル主義者や欧州諸国がそのような主張をしていますが、トランプはそれを信じていませんでした。

トランプ大統領は、イランに核兵器計画を終了させる合意を交渉する機会を与えました。やむをえない場合を除き、軍事力を行使したくなかったからです。しかし、イラン側は誠意を持って交渉することを拒否しました。彼らは時間稼ぎをし、遅延を図りました。この大統領も他の大統領と同様に何の対応も取らないだろう、と思ったのです。

トランプのイラン攻撃が持つ意味

【フライツ】イランはトランプ大統領の最後通告を無視しても何の報いもないと考えましたが、間違っていました。トランプ大統領は、イランの重要核施設にバンカーバスター爆弾とトマホークミサイルを投下することで答えたのです。

2025年6月にアメリカが攻撃したイランのナタンズ核施設。高射砲が設置されている。
2025年6月にアメリカが攻撃したイランのナタンズ核施設。高射砲が設置されている。(画像=Hamed Saber/CC-BY-2.0/Wikimedia Commons

トランプはイランとの交渉を再開する用意がありますし、私はイランがそれを受け入れることを望んでいます。しかしこの過激派イスラム国家は結局、核兵器保有の野望を放棄しないのではないか、というのが私の懸念です。ですから、これは解決不能な地球規模の安全保障上の脅威であり、管理せざるをえません。

イスラエルと米国はこの脅威を注視し続け、イランが再び核兵器製造を目的とした施設建設を開始した場合、さらなる軍事行動を取る必要があるかもしれません。

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