合理的でない感情にも共感を示す
一見、なんの悩みもなさそうに見えても、現代人は常になんらかの不安にさいなまれています。超覚寺というお寺の掲示板にうまい言い回しがありました。
「1人だと孤独感、2人だと劣等感、3人だと疎外感」
1人だと孤独感があるから、誰かと一緒にいたい。でも2人になると相手と比べて劣等感を抱く。さらに3人になると残り2人が話してしまって自分だけ疎外される。
理解できるフレーズではありますが、よくよく考えると、これらはすべて自分の捉え方の問題です。しかし、「すべてはあなた次第。あなたが捉え方を変えれば人生が変わる」と言いたいのではありません。ぼくがお伝えしたいのは、人はそんなに強くないし、なんの変哲もない日常でも不安を抱くこともあるということです。
同僚が評価されて出世したら、自分がダメな人間のように思えたりもします。自分になんのメリットもないのに、人と比べて落ち込んでしまうわけです。
この感情は合理的ではなく、冷静に考えれば当人の妄想に近いです。でも、仕事ができる人は、あえてこのような非合理的な感情の面もしっかりフォローしています。
「合理的に考えろ」と説数をするのではなく、「わかります」「そういうこともありますよね」という共感を示しています。
そうすることで、感謝されたときと同じくらい、もしくはそれ以上に「対立感情」を消すことができるのです。


