自分の懸念を相手に冷静に伝えられるか
仕事ができる人は、お互いの「べき論」を確認すると同時に、「さもないとこういうことが起きてしまうのではないか?」という自分が持っている恐怖を自覚しようとしています。そして、相手に対して「これをやらないと、こういう事態になってしまうと私は思っているんです」と冷静に伝えています。
相手に伝えることで、相手の認識が変わり、あなたが懸念している恐怖に賛同してくれる可能性もあります。となると、相手も同じように「べき論」を持つことになり、お互いの認識がそろいます。
もしくは相手と話し合うことで、自分の想定が妄想だったと気づけるかもしれません。相手が、あなたが知らなかった新情報を教えてくれ、あなたの恐怖がなくなるかもしれません。もしそれで恐怖がなくなれば、あなたが固持していた「べき論」もなくなり、相手に対して抱いていた対立心も和らいでいきます。
どちらにしても、自分が相手と対立しているのには理由があり、無意味に感情的になっているわけではないことを伝えることができます。
一番いけないのは、言わないことです。自分が考えていることを相手に伝えず、相手に漠然とした嫌悪感を抱くことです。
そうなってしまうと、やがては「あいつは人間的に嫌な奴。もう話もしたくない」と決裂してしまうでしょう。
仕事ができる人は、感情的に大人だから対立しないのではなく、対立をしないように相手に伝えられるから、対立しないのです。
意見が異なっても感謝を表明する
仕事ができる人は、相手に感謝をしています。それだけでなく、言葉で表現しています。そしてこれは相手のモチベーションを上げるだけでなく、巡り巡ってあなたに大きなメリットをもたらしていると思うのです。
イメージしてみてください。
あなたに日々「ありがとう‼」を伝えてくる人を嫌いになれますか?
仮に意見が異なっていて仕事での衝突があったとしても、その相手から「意見は異なりますが、○○さんが指摘してくれたことで、自分もより深く考えることができました。ありがとうございます!」と言われたら、相手に対するマイナス感情は薄れてくるのではないでしょうか?

