第一印象を左右する「シンプルな行動指針」

私はそれを自らの失敗から学びました。だからこそ、現在では面談や商談の際に、次の「シンプルなルール」を設けています。

私が意識しているのは、次のシンプルな行動指針です。

「1つ発し、2つ聴き、3つ頷く」

このリズムを心がけるだけで、自然と相手に話す余白を与え、会話の主導権を「相手」に移すことができます。

それによって、相手は話しやすくなり、本音や悩み、ニーズを話してくれるようになるのです。これは、技術でも理論でもありません。人と人が向き合うときの、基本中の基本です。

大手企業と異なり、ひとり社長のビジネスでは「自分自身」が商品です。

小林克『稼げる「ひとり社長」の当たり前』(現代書林)
小林克『稼げる「ひとり社長」の当たり前』(現代書林)

どんなに優れた商品やサービスがあっても、「この人となら仕事をしたい」と思ってもらえなければ、選ばれることはありません。

だからこそ、最初の面談の機会は非常に貴重です。

そしてその第一印象を左右するのは、「話し方ではなく、聴き方」なのです。

面談の場では、何か1つでも「自分なりの決めごと」を持って臨むことをおすすめします。「最初の5分間は質問しかしない」「相手の言葉を繰り返す」など、ルールは何でも構いません。

そうした意識が、「売り込み」から「信頼づくり」へと、対話の質を変えていきます。

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