「謝罪の基本」をまったくわかっていない

不祥事が起きた際、企業が真っ先に出すリリースは極めて重要です。ですが、2月27日にマンガワン編集部が出した「『常人仮面』配信停止に関するご説明とお詫び」というリリースは「謝罪しているのに、何に対して謝っているのかわからない」ものでした。

「『常人仮面』配信停止に関するご説明とお詫び」というマンガワン名義で公表されたリリース(一部)
「『常人仮面』配信停止に関するご説明とお詫び」というマンガワン名義で公表されたリリース(一部)(画像=マンガワン/裏サンデーの公式Xより)

リリースには「本来であれば起用すべきではありませんでした」とありますが、なぜ本来であれば起用すべきではないのか、なぜ山本氏の場合は起用してしまったのか、ということがこの文章だけを見てもまったくわかりません。また、マンガワン編集部、あるいは小学館として、いつの段階で過去の犯罪を認識していたのか、といった肝心な経緯も一切書かれていませんでした。

「マンガワンにおける原作者起用について」という小学館名義で発表されたリリース(一部)
「マンガワンにおける原作者起用について」という小学館名義で発表されたリリース(一部)(画像=小学館の公式サイトより)

次に、一度は「社長室」という名義で発表され、その後小学館の名義に修正され公表された「マンガワンにおける原作者起用について」という2月28日に公表されたリリースでは、「重大な瑕疵があった」と表現していますが、具体的にどんな瑕疵があったのかは不明なままです。