「アメリカの敵」になったベネズエラ人
なるほど筋がみえてきた――。
アメリカはベネズエラと戦争していない。だから、トランプ政権はベネズエラ政府がTdAギャングを使ってアメリカを暴力的に侵略している、という荒唐無稽なフィクションをつくりあげる必要があったのだ。
1月下旬、国防長官や国土安全保障省長官が何度も国境地帯を訪問し、緊急事態であることを強調した。
2月に入ると、国務省はベネズエラのTdAギャングやメキシコの麻薬密輸犯罪組織など8グループを「外国テロ組織」に指定した。そして3月15日、敵性外国人法を発動し、ベネズエラ人ら238人をエルサルバドルに移送したのだ。このうち137人は敵性外国人法に基づいて移送された。残る101人は移民法が根拠だ。


