Suicaも使えない「時代遅れ駅」

こうして高速バスは開業20年で4倍にも増便し、最短で「2分に1本」は東京方面行きが発着する。一方で、鉄道は利用者減少・減便つづきといった「鉄道衰退」が起きてしまった。もちろん、木更津で東京方面に乗り換えるために、久留里線を利用する人々の減少にも繋がった。

さらに久留里線は、時代遅れと言わざるを得ない「鉄道としての使いづらさ」に難を抱えていた。

郊外の鉄道は、駅の近くに駐車場を設置して「クルマ+鉄道利用」(パークアンドライド)で、通勤利用者を獲得する場合が多い。しかし久留里線の場合は、駐車場はおろか駐輪場さえも少なく、列車待ち環境も屋根があればまだよい方。バリアフリーはおろか交通系IC「Suica」も非対応で、全体的に「時代遅れ」感が否めない。