8つの脳番地の「シフト」

①思考系脳番地……何かを考えることに関わる脳番地
②感情系脳番地……喜怒哀楽などの感情に関わる脳番地
③伝達系脳番地……コミュニケーションによる意思疎通に関わる脳番地
④理解系脳番地……与えられた情報の処理に関わる脳番地
⑤運動系脳番地……身体を動かすこと全般に関わる脳番地
⑥聴覚系脳番地……耳で聞いたことを脳に集積させることに関わる脳番地
⑦視覚系脳番地……目で見たことを脳に集積させることに関わる脳番地
⑧記憶系脳番地……情報を蓄積させ、その情報を使いこなすことに関わる脳番地

【図表1】8つの脳番地
 出典=加藤俊徳『いじめ脳』 ※「脳番地」(登録第5056139 /第5264859)は脳の学校(登録4979714)の登録商標です。

先ほど述べた「脳番地シフト」とは、ある外的な刺激により感情系脳番地で起こった怒りの感情が、別の脳番地の「仕事」に変換されているということです。

感情系脳番地で起こった「怒り」を思考系や理解系の脳番地の仕事に変換されると、「なぜ自分は怒りを感じたんだろう?」「でも、今、それを形にする(怒る)べきなのか?」といった理解、思考が生まれます。

他方、時間を置いて、しかるべきタイミングにまとめ、冷静にロジカルに伝えるというのは、感情系脳番地で起こった「怒り」が、伝達系脳番地の仕事に変換されたということです。

人間の脳はよくできていて、感情を衝動的にアウトプットするのではなく、しかるべき脳番地に変換することで、感情をコントロールすることができるのです。