「やる気がでる時間」はいつまでも来ない

やる気が出ないから、やる気が出るまで待とうといって、スマートフォンをダラダラ見ていても、側坐核はいっこうに動き出してくれないのです。

「行動することでしか、やる気は引き出せない」

これは、脳科学で認められた真理です。私はそのことをよく知っているので、「最初の1分」にこだわります。

成功への道のりは、一気に駆け上がるものではありません。文字どおり「小さな1分」を積み重ねていくことで、たどり着くことができるのです。

腕時計
写真=iStock.com/Vahe Aramyan
※写真はイメージです

仕事は“中途半端なところ”で終了するのがよい

みなさんは毎日、どのように仕事を終えていますか? おそらく、きりのいいところで終わらせているのではないでしょうか。

しかし、翌日の仕事の取りかかりを早くしたいのであれば、作業をあえて中途半端に終わらせたほうがいい場合があります。作業をすべて終えてしまうと、翌日に再びゼロからタスクを立ち上げなくてはなりません。ここまで何度も述べてきた通り、ゼロからイチを立ち上げる行為が、いちばんエネルギーを使います。

文章の途中で仕事を中断するライターの流儀

その点、あえて中途半端なところで切り上げると、前日からの流れで迷うことなくスムーズに作業を再開できますし、スタートダッシュの勢いを作ることができます。昨日からの続きをやればいいわけですから、決断や実行のエネルギーも、ほとんど消費しません。

私の知り合いのライターは、句読点の「読点」で仕事を切り上げることを習慣にしているそうです。「しかし、」とか、「たとえば、」とか、あえて文章の途中で中断するのです。

すると翌日、こんな中途半端なところで終わっているのは気持ちが悪い、と感じるそうです。だから、早く続きを書きたくなる。そうしているうちに作業興奮が働いてきて、執筆がスムーズに進むと言います。