ポイントは使えなければ意味がない

⑤ポイント

3月で新居に引っ越す人は、日ごろ貯めているポイント類も棚卸した方がいい。これまで便利に使ってきたコンビニやドラッグストア、カフェやファストフードの顔ぶれが、引っ越し先ではがらりと変わる可能性があるからだ。

これまでせっせと貯め、便利に活用してきたポイントでも、新しい住所の近くに使える店がないこともある。とかくポイントは「ある程度まで貯めておいて、ここぞという時に使おう」と思いがちだが、いつが「ここぞ」かは決断できないものだ。

また、共通ポイントが使える提携先の店もずっと同じではなく、入れ替わりもある。使えなくてがっかりするより、なるべく次の買い物でどんどん使う方がムダにならない。

今度の新生活時期に住まいや職場の場所が変わる人は、その前にたまったポイントを有効に消費してしまおう。これまで通りで大丈夫、と思っていると、あとあと後悔するかもしれないから。

最適化のチャンス

ライフステージが変化するように、お金も現状に合わせたメンテナンスが必要なのは言うまでもない。見直しのタイミングとして新生活シーズンをお勧めするもう一つの理由は、新規利用者向けのキャンペーンが頻繁に行われる時期でもあることだ。

スマホの乗り換えプラン、クレジットカードの契約、銀行の口座開設等など、キャンペーンに合わせて大々的にポイント還元等の優遇が受けられる。どうせならこの時期にお金回りの整理をしたほうが賢いだろう。

現状維持のままでいることは面倒な手間もかからず、ノンストレスで気楽だ。しかし、大事なお金の支払先を放置したままにするか、それとも今の生活にあわせた最適化を行うかで、その後の資産形成に大きな差が出るだろう。

私たちは、面倒事はなるべく避けて楽をしたいのが性分だ。しかし、最適ではないサービスにお金を払い続けてビジネス側を喜ばせるより、その分を蓄財に回した方が合理的なのは言うまでもない。現状維持の罠に陥らず、お金賢者を目指したいものだ。

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