責任の所在がはっきりしない叱り方
一方で、「君たち……」という主語で叱ることが多い上司がいました。
「君たちの部署の売上が悪いな〜」
「君たちの残業時間が他部署と比べて長い。来年から削減するように」
「君たちの作った決算書にミスがあった」
ミスをした部下にとっては、自分一人ではないという安心感(ただし、他の社員に迷惑をかけたという罪悪感がある場合もあります)、ミスをしていない部下にとっては、なぜ自分までという不信感。どちらにとっても、いい叱り方ではありません。
この叱り方では、人は成長できません。責任の所在がはっきりせず、反省点も見えづらいため、同じ失敗を繰り返し、ミスによって仕事が遅くなります。部下の仕事が遅くなれば、チーム全体やリーダーの仕事も遅くなるのです。
仕事が速いリーダーは、個人に対して叱ります。責任の所在をはっきりすれば、本人も反省するからです。
また重大なミスに対しては、「君らしくもない」というように叱ります。細かい指摘をしないことにより、部下は自分のミスを冷静に振り返ることができ、次回からは同じようなミスをしなくなり、仕事が速くなるのです。
仕事が速いリーダーは、責任の所在をはっきりさせる!


