発言の裏にある本音や考えに着目
ルール③ 相手の発言に共感も納得もできなければ、発言のプロセスを探る
「そうは言っても、本当にどうしようもない発言に対して、共感や納得をしようとするのは無理があるのでは?」と思われる人もいるかもしれません。
そんな時は、相手の発言のプロセスを探ってみることをおすすめします。たとえば、
「ちなみに、どういった流れで、先ほどのような発言になったんですか?」
のように、相手の思考の過程を聞いてみる。そうすることで発言からだけでは見えてこない、その人の本音や考えが掘り起こせる可能性があります。
私も社会人になって何度も実感しましたが、仕事は誰もが理想とするカタチで進んでいくことはまずありません。立場や役割によって抱えている課題やプレッシャーは異なりますし、見えづらい事情も山のように存在しています。
たとえ同じ案件に関わっていたとしても、クライアントとあなたが見ている景色はまったく違う場合のほうが多いはずです。だからこそ、時に共感も納得もできないような発言を受けることは、ある種、必然です。
そんな時に、相手の発言を言葉通りに受け止めて感情的になるのでなく、発言のプロセスを理解することで、あなたの心持ちも大きく変わってくるはずです。そして、そんな時にこそ「聞き出す力」が大いに力を発揮するのです。
そもそも仕事がうまく転ぶかどうかは、運の要素も大きいでしょう。目の前の発言ばかりに一喜一憂しても次につながりません。どんな時も相手の思考のプロセスを尊重する姿勢が伝われば、それだけで信頼感も醸成されます。
発言のプロセスを探る行為は、相手のためだけではなく、あなた自身のためでもあるのです。
ルール④ 会話をする時は相手の片目を見る
あなたは、会話をしている最中に相手のどこを見ていますか?
おそらくは相手の目を見る人が多いと思いますが、あまりに直視を続けると相手に圧を与えてしまうこともあります。さらに、相手の目をずっと見るとこちらも少し緊張してしまい、ついつい手元に目を落としたり、開いているPCに目線を落としたり――。あなたにもそんな経験があるのではないでしょうか。
相手と会話をする場面、私はキャリアカウンセリングの技術を学ぶ過程で教わった「相手の片目を見る」という方法を実践するようにしています。
真正面から両目を見つめるのではなく、相手の片目だけを見る。
「片目だけを見てるって相手にバレないんですか?」と思われる人もいるかもしれませんが、絶対に気づかれません。もしよければ、仲の良い同僚や友人、パートナーと一度試してみてください。
これなら相手に「自分の話を聞いてもらえている」と感じてもらえますし、こちらも過度に緊張することなく相手の目を見ながら会話をすることができます。

