理想的な“了解”コミュニケーション
“了解”コミュニケーションは「相手との信頼関係」と「タスクに対する自信」によって変動します(図表2)。そしてそれを依頼主側が都度ジャッジする必要があります。
ここからは4つのパターンそれぞれにおいて適切なコミュニケーションについて、解説していきます。
① 阿吽の呼吸
[発生する場面]長期間にわたって一緒に仕事をしてきた上司や同僚からのタスク
[取るべき行動]「了解です」のみで返信する
[会話イメージ]
「この仕事お願いしていい?」「了解です!」
② 念には念を
[発生する場面]信頼関係がある上司や同僚からの新しい分野のタスク
[取るべき行動]「了解です」の後に、方針のすり合わせと期待値調整を行う
[会話イメージ]
「この仕事お願いしていい?」
「了解です! ちょっとうまくできるかわからないので、いったん明日までに出しますね」
③ 要注意! 認識の齟齬多発
[発生する場面]外注先や他部署からのタスク
[取るべき行動]相手の不安を解消すべく、期限やイメージのすり合わせを丁寧に行う
[会話イメージ]
「この仕事お願いしていい?」
「了解しました。期限やアウトプットのイメージがあれば教えてください。いったん明日までに対応したものを見ていただけますか?」
④ すべてを確認
[発生する場面]初めて一緒に仕事をする相手からのタスク
[取るべき行動]そもそもの目的や背景を確認。期待値調整もしつつ、軌道修正可能なスケジュール感で進めることを伝える
[会話イメージ]
「この仕事お願いしていい?」
「わかりました。このタスクを進めるにあたり、『目的や背景』『期限』『アウトプットのイメージ』を教えていただけますか? また、明日中に一度フィードバックをいただき、次回の進め方を相談させてください」
このように、状況ごとに「会話のイメージ」も異なります。
たとえば信頼関係のある上司からの依頼なら、「了解しました!」だけでも通じますが、初めての相手や新しい業務では「目的」「期限」「期待値」などを細かく確認しなければなりません。

