国土交通省が調べた「遅延の原因」

遅延が常態化しているというのに、鉄道事業者はなぜ対処しないのか。実態を把握していないのか。監督官庁の国土交通省は何をしているのか。

実は、国土交通省も遅延の実態を掴もうとした時期がある。2019(平成31)年に公開された「東京圏の鉄道路線の遅延『見える化』(平成29年度)」では、「遅延証明書の発行状況」「遅延の発生原因」「鉄道事業者の遅延対策の取組」を、数値・地図・グラフ等により、わかりやすく「見える化」した。

この文書の中の「東京圏(対象路線45路線の路線別)における1カ月(平日20日間)当たりの遅延証明書発行日数状況」を基に、遅延が発生した路線を路線図で色分けし、遅延の原因を円グラフにした。また、鉄道事業者の各社の対策も紹介されている。