注目されなかったIPO

これほどの躍進を見せるキオクシアだが、株式市場へのデビューは驚くほどひっそりとしたものだった。

キオクシアホールディングスとして2024年12月16日に東京証券取引所で上場を果たしたものの、海外メディアが報道で取りあげることはほとんどなかった。

米ビジネス誌フォーチュンは、1年前にキオクシアが上場した際、市場の反応は冷ややかだったと振り返る。投資家たちは半導体不況で負った傷がまだ癒えておらず、当時多額の負債を抱えていた同社は、GPUブームに沸く市場の熱狂とは無縁の存在だった。