ユニクロ、GUの競合になりつつある
一般の人たちから意識高い系の若者までが客になっている事実がセカンドストリートの強さであり、ユーザーが増えていることにつながっている。今、セカンドストリートにいる客層は並んでいる商品が古着だと承知している。古着ではあるものの、きれいで安くてバラエティが豊かだから買っている。
なお、わたしは同じグループのオフプライスストア、ラックラックも3店舗、見に行って買ってみた。こちらは新品である。ほぼブランド品だ。しかも、高級ブランドではなく、スポーツブランドが多かった。値段は安い。セカンドストリートと変わらないともいえる。ただ、商品の幅広さはセカンドストリートに軍配が上がる。
セカンドストリートの顧客とラックラックの顧客は似通っていると思う。その時の気分で客はリユースのお買い得品とオフプライスのお買い得品を選ぶのではないかと思う。いずれにせよ、ふたつの店が近くにある人たちはまず間違いなく、両店に足を運ぶだろう。それも、これまで衣料品といえばユニクロ、GUで買っていた人たちが行く。セカンドストリート、ラックラックのライバル店とは同業のリユース店ではなく、ユニクロ、GUなのではないか。
「レンタル業はなくなる」とわかっていた
セカンドストリートを見て回り、スタッフと立ち話をした後、遠藤結蔵に話を聞いた。
「どうしてレンタルの次にリユースに投資したのか。それも集中的に投資したのはなぜなのか。社長になった2011年から、リユースビジネスが盛況になると見越したのか」
それがわたしの問いだった。彼は東京の大塚にある東京本部の古い賃貸ビルの会議室で、質問に答えた。
【遠藤】私は「世界を変えよう」といった大げさな意気込みで社長になったわけではありません。目の前の現実に爪を立ててみて、引っかかるところに対して懸命に努力していたら、結果的に世の中の流れに乗っていたのが事実です。レンタルのDVD、CD、コミックがいずれなくなることは父が社長をやっていた頃から自明でした。ですから、いろいろな仕事をしたのです。
その中で今のところ形になってきたのがリユースです。そして、リユースの事業は当社だけが伸びているというより、業界の規模が大きくなっているのです。リユース業界紙「リユース経済新聞」のリフォーム産業新聞社の調査は2009年から始まっていますが、その時からずっと右肩上がりです。ただ、2012年、2013年あたりは少しへこんでいますが、それは東日本大震災の影響でしょう。


