経費精算も自動入力で効率化
領収書やレシートを一枚一枚見ながら、システムに手入力する作業は、多くの企業で日常的に発生する単純作業の典型例です。しかし、入力ミスや工数増大につながりやすいのが悩みどころです。
最近では、画像認識(OCR)ツールとの連携がしやすくなっており、領収書の写真データをテキスト化して、それをさらに生成AIに「必要項目だけをまとめる」よう指示することで、効率的に経費精算の下準備を行えます。
ここでは、スマホのカメラで撮影した次の2枚のタクシーのレシートを表にまとめるプロセスを紹介します。
生成AIツールでは、OCRとセットになっているツールは少ないのが現状です。
ご自身がお使いの生成AIツールがOCRできない場合は、下記のようなサイトでテキストデータに変換しましょう。
Image to Text ConverterImage Converter
テキストデータをそのまま貼り付けて実行しますので、できるだけ写真の文字が鮮明に見えたほうが、より正しく実行できるでしょう。
経費精算をAIに任せるときの指示
【プロンプト例】
# 指示文
以下の #テキスト 情報を、経費精算に必要な【日付】【合計金額】【支払先名】【登録番号】を1行1領収書として表形式でまとめてください。
もし不明な情報があれば「不明」と記載してください。
# データ
領取証
2024年11月28日
無線番号
X号
乗車料金
¥1500円
迎車
¥400円
計
消費税率
1900円 10.0%
BBBB株式会社 登録番号:T● お忘れ物は XXXXXX
領 收 現・チ・ク・割引
日付'24年11月29日
車番
Y
メータ運賃
書
No.Z
000
¥800円
合計金額
¥800円
上記の通り領収致しました
消費税率
10%
登録番号:T○
(株)AAAAA

