10万円の内訳は、オムツ代、食費(ほとんど妻と子供のみ)と妻のお小遣いとなる。

「食費は5万円。お小遣いの使い道は、ママ友とのランチや月1回のお花のお稽古ぐらいでしょうか? それに、子供のものはついつい買ってしまいます。子供受けのよくない北欧製の木のおもちゃとか。よだれかけもわざわざネットで探して、フィンランドのブランドのものを買いました。2000円ぐらいするんですが、使い勝手はよくないんですよね」(ユイコさん)

ネットで検索すると、よだれかけは200円台から販売している。このあたり、先の主婦たちと同じ感覚だ。

「難を言えば、外食費、娯楽費などご主人のお小遣いがちょっと多いですねえ。外食費が今10万円程度ですが、お小遣いは年収の10%程度に抑えるのが理想。半分の5万~6万円にすると、もっと貯金できます」(花輪さん)

ユイコさんが頷く。「以前は、月に15万円ずつ貯めていました。でも、今はそれは難しいですね」。

年収700万円の金融機関総合職だったユイコさん。妊娠が判明し、去年3月に退職。ハードワークのせいか流産しかかり、入院したことも一因だった。

「共働きの頃は、夫婦別財布でまったく気にせずお金を使っていました。海外に行って、安かったからと80万円ぐらいの時計をペアで買ったり、洋服も1着5万~8万円ぐらいのものを買っていましたね。今はすべて箪笥の肥やしです。売ってしまいたいですね」

と嘆くが、お金にはあまりこだわりがなく、家計簿もほとんど利用することがないという。せっかくのご主人の努力も効果が半減しそう。うーん、もったいない……。