最期も歌麿のほうが劇的だった
要するに、蔦重と同じ時代を生きた歌麿を主人公に据え、蔦重を第2の主人公にし、当時の社会全体を見渡す際には蔦重を通すようにすれば、少なくとも視聴者は主人公に感情移入をしやすく、視聴率はもっと上がったのではないだろうか。
平賀源内のような武士や、田沼意次ら為政者との接点は蔦重に任さればいいのだ。そうすれば筋立てや展開は、現に放送されたものとあまり変わらないまま、「べらぼう~歌麿栄華乃夢噺~」として十分に成り立ったと思う。
その最期も、脚気にかかって急逝する蔦重より、蔦重以上に御上に逆らい、入牢3日および手鎖50日の刑を受けた挙句、病死してしまう歌麿のほうが劇的だといえる。
とはいえ、これはあくまでも視聴率を考えての話。筆者にとっては、KYや自分本位の押しつけも含めて、江戸のメディア王の姿を眺められて満足だったのだが。
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