中国総領事は「汚い首を斬ってやる」と反応

筆者個人は、高市首相の発言を「高市さんらしい」と感じ、中国に日本政府の手のうちを明かすことにはなったものの、「国民に注意を喚起させるうえで何ひとつ間違っていない」と受け止めている。

ただ、これまで、歴代の首相は、「台湾有事は日本有事」と強調してきた安倍氏を除き、「台湾有事」と「存立危機事態」の関係について、「情報を総合して判断することとなるため、一概に述べることは困難」(2024年2月 当時の岸田文雄首相)などと明言を避けてきた。禁断の領域に踏み込んだのは、安倍氏以降では高市氏だけだ。

多くのメディアで報道されたとおり、高市首相の発言の翌日、中国の薛剣(せつけん)大阪総領事は、自身のXアカウントに「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」と恫喝まがいの一文を投稿して物議を醸した(その後、削除)。