実際、羽田空港が将来的に捌くことになると想定される国際旅客は、年間4300万人(乗降客換算で8600万人)規模に達するとされており、現在の国際線発着枠(年12.9万回)では明らかに対応が困難である。試算によれば、これらを処理するには年間45.5万回の発着枠が必要とされるが、羽田単独では今後も約13万回程度にとどまる見通しだ。
つまり、羽田空港は早晩「容量不足」に直面する。仮に訪日外国人6000万人時代が現実になれば、羽田には再拡張=E滑走路新設などの追加整備すら検討が必要になるとする見方も、国の報告書や専門家から出始めている。
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