談志にも影響を与えたやなせたかし
ここから想像を広げます。
自分なりの漫画道を模索しながら、頼まれた仕事はなんでも引き受けて漫画そのものの世界を広げていったやなせたかしさん。その出会いは、のちに落語協会に反発し、寄席という場所を失う談志に「寄席でなくても落語はできる」ということを教えたと思うのです。国会議員やその後の立川流創設に至ったことに少なからず影響を与えているのではないかと、談志をモデルとした司会者を演じながら考えました。
談志は、「天才は二人しかいない。レオナルド・ダ・ヴィンチと手塚治虫だけだ」というほど、手塚治虫さんに心酔していました。敬愛してやまない手塚治虫さんがやなせさんに後に「千夜一夜物語」にてキャラクターデザインを依頼したということも談志は踏まえていたと思います。「あの天下の手塚先生が指名するほどの人なんだ」と。
「何十年かかっても夢を諦めるな」
「あんぱん」の中で、嵩に対して父親・清役の二宮和也さんが、夢の中で「何十年かかっても、諦めずに、みんなが喜ぶものを作り上げろ」という名シーンがあります。
不器用に人生を歩む私を始め、全視聴者に確実に元気を与えてくれています。
コスパやタイパが最優先されがちな令和のこの国であえいでいる人全員への応援歌としてどれほど勇気を与えていることでしょうか。
そんな素晴らしいドラマに出演させていただく幸運に恵まれました。
演出サイドからは「談志師匠に似せないでほしい」と承りました。「小手先のウケなど求めていません」ということなのでしょう。
さあ、どのように映っているか。ぜひ、皆さんでご視聴ください。
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