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なぜトコジラミの根絶は難しいのか…絶食でも2カ月以上は生存できる吸血虫の「特殊すぎる生態」
産業技術総合研究所の深津武馬首席研究員
交尾中のトコジラミ。オス(上)はメス(下)の腹面右側に針状の交尾器を突き刺して、精子を体内に注入する。
トコジラミの共生器官の顕微鏡写真。青色が細胞核、赤色がボルバキアで、細胞の中を埋めつくしている。
トコジラミの卵。上段はふつうのメスが産んだ卵で正常に発生 しており、赤い眼点が見える。下段は抗生物質処理で共生細 菌ボルバキアを除去したメスが産んだ卵で、発生がうまくい かず死ぬものが続出する。
研究所で飼育しているトコジラミ。黒い点のようなものが血糞
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