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[3月20日は電卓の日]関数電卓、ポケコンから計算サイトへ。一番人気のある計算とは?
1972年発売、1万2800円と破格の安さで大ヒットした電卓「カシオミニ」。「答え一発!カシオミニ」というCMで人気を博した。これ以来、電卓は一人一台持つものになった。
世界初の小型純電気式計算機「14-A」。1957年、カシオの創業者樫尾俊雄氏が発明した。机全体が計算機で、341個のリレーを使っている。
「14-A」の操作部分。数字の表示に注目(左)。背面には341個のリレーがずらりと並ぶ(右上)。リレーは電磁石でスイッチを動かしてON/OFFする機械。これを並べて電気を流し、計算を行った(右下)。
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カシオの最新関数電卓の一つ「CLASSWIZ fx-JP900」。表計算機能を搭載し、QRコードを使って外部へデータ転送、グラフを表示できる。
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カシオは現在世界100カ国以上で関数電卓を展開し、また、国別にカスタマイズした商品を16エリアで52モデル開発・販売している。販売している全台数のうち、日本向けは1割以下だという。
カシオ「
高精度計算サイト
」。生活や実務に役立つさまざまな計算が1000種類以上提供されている。
カシオ計算機コーポレートコミュニケーション統括部ウェブ戦略部戦略企画グループの伊藤久志氏。「高精度計算サイト」の生みの親である。
伊藤氏の私物の関数電卓「fx-860p」。さまざまな計算のライブラリが用意されており、呼び出すだけで実行できる。
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ポケットコンピュータ「PD-200」(1985年)。住宅や車のローンの計算や、保険の支払い計算など、営業マンなどが業務に使うプログラムをあらかじめセットしておき、企業に一括して販売・納入することが多かったという。
高精度計算サイトで用意されている計算のライブラリは1000種類以上。勉強に役立つ理数系の計算も、生活に役立つちょっとした計算も数多くそろえている。会員登録すれば、自分で作った計算式を登録することもできる。PCからもスマートフォンからも利用できるほか英語版も用意。
スマートフォンから最も多く利用される計算が「BMIと適正体重」。四角の中に自分の身長や体重を入力し、計算ボタンを押すだけ。
PCから最も利用されている計算は「日数計算」。計算としては易しいが、確かに自分で計算するとなると面倒なものだ。
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有限区間の積分を計算する「ガウス・ルジャンドル数値積分」。計算サイトのページビューは日本語対英語が10対1くらいにも関わらず、こうした学術系の計算は、日本語版よりも英語版のほうがよく使われている、と伊藤氏は心配する。
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