X脚は男性よりも女性に多くみられる
逆に、内側がすり減っている人は「X脚」になります。大腿骨が寛骨臼から内側に向かって伸びているため、左右の膝が近づくレッグラインになるからです。膝から下は外側に開き、重心が体の内側に来ます。骨盤が男性よりも広い女性に多く見られるものです。
前側がすり減っている人は「反り腰」です。骨盤が前傾し、股関節が常に少し屈曲しています。重心が前に来るため、つま先側が減りやすいのです。足を踏み出す際に股関節が詰まりやすく、ヒールの高い靴を履く人、運動不足の人、体幹が弱い人に多いのが特徴です。
デスクワークばかりの人は猫背になりやすい
後ろ側がすり減っている人は「猫背」です。骨盤が後傾し、股関節の位置が正常よりも前に位置しています。重心は後ろ寄りになるため、靴のかかと部分だけが減っていきます。股関節の伸展の動きが苦手で、デスクワークばかりの人や、高齢者に多いといえます。