3人に1人が「ITパスポート」を持つ時代になるかもしれない

ITパスポートは2010年に始まった比較的新しい資格で、初年度の受験者数はわずか1万7000人程度だったが、2023年の受験者数は約30万人と劇的に増えている。

特にこの3年の受験者数の伸びはすさまじく、2018年の10.7万人、2019年の11.8万人、2020年の14.7万人、2021年の24.4万人、2022年の25.3万人、2023年が29.8万人となっている。

そして特徴的なのは、社会人受験者数のうち82%が非IT系企業に在籍していることだ。

30万人の受験が10年続けば300万人、20年で600万人、30年で900万人になり、実は既に累計の受験者数は約170万人になっている。

日本の就業者は約7000万人で、そのうち約4割の2800万人がホワイトカラーと言われており、いずれホワイトカラーの3人に1人以上がITパスポートを保有している時代が来るかもしれない。

合格率は50%前後と簡単な資格ではないが、これからの社会を考えれば、ITパスポートくらい取っておこうよ、というのが私からの提案だ。

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