50代、60代の「かまってちゃん」はイタいだけ
気に入らないことがあったときに、むくれたり、拗ねたり、不機嫌であることをわざわざ顔に出してアピールする人がいます。これは本人が意識しているかどうかは別として、相手を意のままに操ろうとする心の表れだと私は捉えています。
小さな女の子ならまだしも、50代、60代になってもその戦法をとる方がいます。しかしそれは究極の「かまってちゃん」であり、周囲から見れば“イタい”だけ。自立した大人は自分の喜怒哀楽もしっかりとコントロールして、相手に気を使わせるようなことはしません。
周囲から見ても魅力的であり、本人も自分の人生に心から満足しているような「おひとりさま」女性にはお財布にも心にも、しっかりとしたゆとりがあります。
45歳から「おひとりさま」の二極化が加速する
本稿の序盤に、「人生を謳歌するおひとりさま」か「行き遅れた中年女性」という対比を出しましたが、45歳を超えてくると、この二極化が一気に加速します。
外見的な美しさも、周囲の人との人間関係も、仕事も、これまでの積み重ねに複利の力が働き、努力を重ねてきた人はより良い方向に、一方で面倒くさいことを排除し楽に逃げてきた人はどんどん悪い方向に加速的に進みます。これは、結婚している/していないにかかわらず全ての人に言えることです。
さらに「老い」は必ずやってきます。体型も、肌も、髪も、何もしなくても艶やかで輝いていた20代のころとは違い、ここからは努力してはじめてようやく現状維持。本人がもともと持っている資質やお顔の造形以上に、日々の生活習慣や努力の積み重ねが外見にも如実に表れるようになります。
年齢を重ねるにつれますます美しく輝く人もいれば、美しかった昔の面影はすっかり消えてしまう人もいます。
おひとりさま人生を楽しむ、と決めたなら仕事もプライベートもとことん努力をしましょう。「これまであまり意識してこなかった」という人も大丈夫です。何事も気づいたときからがスタートです。仮にこれまでどれだけ自堕落な生活を送っていたとしても、過去を悔いたところで意味はありません。残された人生のうち、今日が一番若い日なのです。